今日、9月16日は、長男の27歳の誕生日です。
心から、おめでとう!
27年前のこの日、北海道で、長男を出産しました。
なかなか、頭が下がって来なかったので、検査をしたら、臍の緒が首に巻き付いているとの事で、急遽、帝王切開術が行われることになりました。
当時、父が勤めていて、一時私もお手伝いをしていた病院に入院していたので、自己紹介をして下さった麻酔科の先生が、知っているお医者様で、とっても、ほっとしたのを覚えています。
おなかの中に居た間、しょっちゅう、話しかけていたその子が、今、こうして、この世に生まれている。。。とても厳粛な気持ちになりました。
術後、発熱があったり、その当日は一切の水分が取れなかったりしたのですが、就いて下さった看護婦さんが、とても優しく、そして、ちょっと、夏目雅子に似た感じの、それは、綺麗な方でした。入院していると、看護婦さんが天使に見える、と言いますが、まさにその通り!
産まれた時間が、午後五時を過ぎていたので、時差のあるアメリカでも、矢張り同じ、1986年9月16日が、彼の誕生日となりました。
その日のアメリカは、夜半から、嵐のように荒れた気候だったそうです。
そして、27年後の今日、日本は、台風18号で、矢張り嵐のような一日を過ごしました。
27年前と今日、私は日本に居て、それぞれの地で嵐だったというのが、何かとても不思議な気がしています。
不思議と言えば、今日、月曜日は私の出勤日で、仕事の後に、夕食会の予定もあったので、忙しい一日を過ごす筈でした。
ところが、この台風で、利用者の方たちが来られないので、職場がお休みとの連絡が入り、思いがけず与えられた休日でした。このお天気でしたから、家にいるのが一番、料理をしたり、掃除をしたり・・・・戸外の天気とは裏腹に、ゆったりと長男の誕生日への想いに浸ることが出来たのも、何か、不思議です。
彼の一歳の誕生日には再び、アメリカでの生活に戻っていましたが、私たちのアメリカのお母さんであった方が、誕生日をしてくださいました。ケーキも彼女が手配してくれたので、そのときは、私は、誕生日ケーキは焼かなかったかもしれません。
それとは別に焼いたかもしれないのですが、記憶が曖昧です。
その後は、毎年、バースデーケーキを焼いてお祝いしてきました。
ですから、今日、彼の誕生日にケーキを焼けないのは、26年ぶり、ということになるかな?
当時の私は、初めての出産に戸惑いもあり、また、精神的にも参っていたので、
今と同じように、アメリカを離れて、日本に戻っていました。
その時と何が違うかと言えば、キリスト教の信仰を持っている、ということでしょうか。
時折、今の私の生活を無理やり感謝しようとしてはいないだろうか?、
そう思い込もうとしては居ないだろうか?という、想いも持ち上がってきます。
教会に通い始めたばかりの頃、よく、皆さんが「全て、感謝です。」と言われる度に、一種の戸惑いを感じていました。
「祈りましょう!」と、言って下さる時にも、クリスチャンて、お祈りすることしか出来ないのか、とさえ、不遜にも、思ったりもしていました。
でも、今、そんな、言葉の一つ一つが、簡潔なゆえに、そこに行きつく迄の、それぞれの方の沢山の想いに、気持ちを馳せると、その通りだな、と思います。
そして、そのことも、感謝!の一言に尽きるのでしょうね。
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